快適な2人車中泊ができる車種はエブリイ

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車中泊をする車と聞いて多くの方が思い付くのが、キャンピングカーやワンボックスカー、SUVなど広くて大きい車だと思いますが、人数を『2人』に限定すれば軽自動車でも車中泊は十分可能です。

 

軽自動車にもさまざまな車種がありますが、おすすめの車種はスズキエブリイです。

スズキエブリイ

エブリイは歴史が長いので、中古車でも多く出回っていてさまざまなタイプがありますが、当サイトでおすすめするのは2005年から発売になった5代目のDA64系と2015年から発売になった6代目のDA17系です。

 

また、エブリイはマツダ、日産、三菱にOEM供給をしています。

 

 

管理人が乗っているエブリイは5代目のDA64Vで、実際に車中泊もしているので自信を持っておすすめしているのですが、その理由を以下にまとめました。

エブリイは2人車中泊に最適な完全フルフラット

軽自動車を利用して快適な2人車中泊をするためには、絶対に外せない条件がひとつだけあります。

 

それはフルフラットになることです。

 

フルフラットとは、車内を平らにすることですが、エブリイは後部座席を倒すだけで完璧なフルフラットになります。

 

※ただし、エブリイワゴンは後部座席を倒しても、荷室との間に5㎝ほどの段差ができます。

 

フルフラットにすることで、広い荷室を最大限に利用できるため、大人2人が足を延ばして寝られることができるので2人車中泊には最適な軽自動車と言えるのです。

 

エブリイで3人や4人でも車中泊をすることも不可能ではありませんが、荷室で全員寝るのは厳しいため、ルーフテントや二段ベッドなどの本格的な装備が必要になります。

フルフラットにならないと車中泊はできない?

 

フルフラットにならない軽自動車でも車中泊をすることは可能ですが、あくまでも仮眠程度しかできません。

 

きちんと睡眠を取れない状態ですと運転の疲れも取れませんし、睡眠不足での運転は危険でもありますので、軽自動車での車中泊では快適な睡眠が取れるようにフルフラットになる車種を選ぶのが必須条件です。

ちなみにエブリイのライバル車に同じ軽自動車のワンボックスカーでは、ダイハツからハイゼットカーゴとアトレーワゴン、ホンダからN-VAN(エヌバン)があります。

 

これらはエブリイと同じように座席を倒さなくてもフルフラットになりますが、管理人が実際に利用したことがありませんので、ここでご紹介することはできません。

エブリイのメリット・デメリット

フルフラットになるという以外にも2人車中泊にエブリイをおすすめ理由はありますが、それをメリットとデメリットから考えてみます。

 

まずはメリットから見ていきましょう。

エブリイのメリット
  • 車中泊仕様が簡単
  • 小回りが利く
  • 普段使いができる
  • 維持費が安い
  • 高速料金が安い

車中泊仕様が簡単についてですが、快適な車中泊をするためにフルフラットになる以外にも多少の改造は必要ですが、荷室の広いエブリイなら簡単な改造で快適な車中泊が楽しめます。

 

小回りが利くについてですが、エブリイは軽自動車の中では車体は大きいのですが、国で定められた軽自動車の規格範囲ですから、普通車よりも狭い場所、狭い道でも小回りが利きます。

 

普段使いができるについてですが、エブリイを車中泊仕様に改造したとしても、簡単な改造で済みますので通勤や買い物など普段使いにも困りません。

 

維持費が安いについてですが、エブリイは軽自動車ですから自動車税や車検など、車を所有していれば必ずかかる維持費が安く済みます。

 

高速料金が安いというのは、車中泊旅行に出掛ける場合、高速道路を利用することもありますが、軽自動車のエブリイは料金が安くなります。

 

次にデメリットを見ていきましょう。

エブリイのデメリット
  • パワー不足
  • 燃費が悪い

パワー不足についてですが、軽自動車のエブリイは排気量は660ccと決まっていますので、エンジンパワーにも限界があり、ノンターボ車で49馬力です。

 

この馬力は普通車と比べると半分以下ですので、走りに関しては、所詮、軽自動車ということで期待はしない方が良いと思います。

 

ただし、ターボ車にすれば64馬力と15馬力ほどパワーアップしますので、パワー不足を補うためには購入時にターボ車をチョイスするという手もあります。

 

燃費が悪いについてですが、エブリイだけでなく、軽自動車のワンボックスカーは他の軽自動車と比べて燃費が悪くなります。

 

その理由は、エンジンの位置と駆動方式、ミッションが関係しています。

 

エンジンの位置は座席の下で駆動は後輪というフロントエンジンリアドライブのいわゆるFRですので、プロペラシャフトを使って動力を伝える仕組みです。

 

このプロペラシャフトが重量がありますので、どうしても燃費が悪くなってしまいます。

 

4WDになるとさらに重量が増しますので、さらに燃費も悪くなります。

 

ミッションに関してですが、現代の軽自動車で主流となっているミッションはプーリーをベルトで回す『CVT(無段変速機)』と呼ばれるもので、このCVTはパワーロスが少ないため、非常に燃費が良いのが特徴です。

 

しかし、重い荷物を積むことを想定しているエブリイなどの軽自動車のワンボックスカーにはCVTがありません。

 

6代目エブリイ(DA17系)の変速機は4速オートマ(4AT)と5速マニュアル(5MT)の他、5速オートギヤシフト(5AGS)が用意されています。

 

5AGSはスズキが開発したミッションで、クラッチ操作とギヤチェンジを自動にしたマニュアルミッション(MT)で、燃費が良いのが最大の特徴です。

 

ただし、5AGSが搭載されているのは4ナンバーの軽バンのみとなっています。

4ナンバーの軽バンと5ナンバーの軽ワゴンの違い

スズキエブリイには、4ナンバーの軽バンと5ナンバーの軽ワゴンがあります。

 

4ナンバー軽バンの正式名称は『スズキエブリイ』で、5ナンバー軽ワゴンの正式名称は『スズキエブリイワゴン』です。

 

この4ナンバーと5ナンバーの違いを簡単に説明しておきます。

4ナンバー軽バン

4ナンバーの軽自動車は商用車という分類で荷物を積むことを目的とした車で『軽バン』と呼びます。

 

商用車扱いとなりますので、軽自動車税は年間4000円~6000円(登録年によって変動)です。

5ナンバー軽ワゴン

5ナンバーの軽自動車は乗用車という分類で人が乗ることを目的とした車で『軽ワゴン』と呼びます。

 

乗用車扱いとなりますので、軽自動車税は年間7200円~12900円(登録年によって変動)です。

では、車中泊をするためには、軽バンのエブリイと軽ワゴンのエブリイワゴンではどちらが良いのかを知るために、それぞれのメリットとデメリットを考えて比較してみました。

エブリイとエブリイワゴンの比較

軽バンのエブリイと軽ワゴンのエブリイワゴンのメリットとデメリットを比較してみます。

 

まずは軽バンエブリイのメリット、デメリットから見ていきます。

軽バン『エブリイ』のメリット
  • 車両価格が安い
  • 作りがシンプルで改造しやすい
  • 燃費がいい

エブリイの新車価格は約95万円~約143万円までで、DA64系以降中古車価格は10万円前後からあります。

 

ただし、あまり安すぎる中古車はさまざまな不具合が起こる可能性も高くなるのが一般的ですので、避けた方が無難です。

 

ちなみに管理人のエブリイは4年落ちで走行距離14000kmというかなりの掘り出し物で、総額74万円で購入しました。

 

ただ車中泊をするというだけであれば、そのままでも十分使えますが、2人が快適に過ごせる空間で車中泊をするためには、多少の改造が必要になりますが、エブリイは後部座席も荷室もシンプルですので、改造がしやすいと言えます。

 

普通の軽自動車と比べると燃費は悪くなりますが、5AGSのエブリイの燃費は抜群です。

 

6代目のエブリイ(DA17系)のミッションには、4ATと5MTと5AGSの3種類が用意されていますが、スズキが開発した5AGSはカタログ燃費で20.2Km/Lで、実燃費でもエアコン起動時でも17~18km/Lを記録しています。

 

この燃費は5MTよりも良いだけでなく、軽自動車のワンボックスカーの中でも燃費の良さはNO.1です。参考サイト:https://k1box.net/5ags/

軽バン『エブリイ』のデメリット
  • 商用車ゆえに装備や機能が少ない
  • 乗り心地が悪い

軽バンのエブリイは仕事用という側面があるため、グレードによっては余計な装備や機能は排除されています。

 

とはいえ、オプションで付けられる装備や機能もあります。

 

軽バンは荷物を積むことが目的のため、足回りが硬くなっています。

 

タイヤも貨物用ですが、乗用タイヤの155/70R13にすることで多少の改善は見られるようです。

 

ただし乗用タイヤのままですと車検には通らないので、履き替える必要があります。

 

次に軽ワゴンエブリイワゴンのメリット、デメリットを見ていきましょう。

軽ワゴン『エブリイワゴン』のメリット
  • 装備や機能が充実している
  • 乗り心地がいい

人が快適に乗ることを目的としている乗用車ですので、便利な機能が充実しています。

 

荷物を積むのが目的の軽バンと違い、足回りが柔らかく、乗り心地がいいです。

軽ワゴン『エブリイワゴン』のデメリット
  • 車両価格が高い
  • 燃費が悪い

エブリイワゴンの新車価格は約143万円~約178万円まであり、DA64系以降中古車価格でも、12年落ちで走行距離が20万km前後でも20万円~前後からと高いです。

 

エブリイワゴンにはミッションが4ATしかなく、カタログ燃費でも2WDで16.2km/L、4WDで14.6km/Lとなっていますが、実燃費となりますと平均で12km/L前後という感じです。

 

そして軽バン、軽ワゴンはひとつの箱型をした車、いわゆるワンボックス車ですので、ワンボックス特有のデメリットがありますのでご紹介しておきます。

軽バン・軽ワゴン共通のデメリット
  • 騒音がうるさい
  • 夏は運転席と助手席が暑い

騒音と車内の暑さに関しては、軽自動車のワンボックスカーの宿命とも言えるデメリットで、形状的な問題なのでどうしようもありません。

 

他の軽自動車よりも騒音が出てしまう理由はエンジンの位置です。

 

軽自動車のワンボックスカーのエンジンは運転席の下にあることが一般的です。

 

つまり座席ひとつ隔てた下にエンジンがあるわけですから、当然、エンジン音がよく聞こえることから騒音と感じてしまいますし、エンジンの熱も伝わってくることから暑いと感じてしまいます。

 

ただし、暑さに関しては夏のみで、逆に冬は暖かいのでメリットに変わります。

エブリイ エブリイワゴン
車両価格 安い 高い
燃費の良さ 〇(5AGSのみ) ×
乗り心地 ×
装備や機能 ×
改造のしやすさ ×
車内の騒音 × ×
車内の暑さ ×(夏のみ) ×(夏のみ)

週末車中泊なら4ナンバーの中古車で十分

2人で快適な車中泊旅行をするための車種としてスズキエブリイをおすすめしているわけですが、その最大の理由はやはり運転席と助手席を倒さなくても、荷室を完璧なフルフラットにできることで快適な車内空間が作れるからです。

 

これから初めて夫婦2人で車中泊旅行に出掛けようと考えている方でエブリイを所有していない方は、まずはレンタカーで予行練習をしてみるのもいいかもしれません。

 

実際にエブリイでの2人車中泊をやってみて、使い勝手や走りなども確認して、これからも続けたいと思ったら、快適な車中泊ができるように自分好みに改造できるエブリイを購入することをおすすめします。

 

購入する場合、資金に余裕があれば新車を購入するのが安心ですが、週末に車中泊旅行に出掛ける程度であれば中古車でも十分楽しめます。

 

管理人は4ナンバー軽バンのエブリイの中古車で車中泊旅行をしています。

 

まとめますと2人車中泊にエブリイを利用する最大のメリットは『室内が広い』ことと『維持費が安い』ということで、最大のデメリットは『パワー不足』に尽きると思っています。

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スズキでは、4ナンバー軽商用車のエブリイ(バン)と5ナンバー軽乗用車のエブリイワゴンをマツダ、日産、三菱にOEMで供給しています。OEMとは、他社が開発した製品を自社ブランドの製品として販売することを言いますので、エブリイのOEM車というのは、メーカーが違っても基本的にはすべて同じ車と考えて差し支えありません。スズキとその他の3社の違いは車名とエンブレムくらいですので、エンジンや性能、ボデイはエブ...